医学的根拠はありませんが、HIVキャリアにとってストレスは大敵だと思います。
色々理由はあるのですが、まず、
HIVキャリアであることに常に強いストレス下にさらされている状態
なのに、さらに私生活、ビジネスなどで高負荷なストレスがあれば、体を壊しやすくなります。
HIVに罹患したことで、まず最初に思ったのは身体の弱体化です。
体力も精神力もかなり落ちたな、と思いますし、なにより記憶力が低下したというのも感じます。老化に伴うものかもしれませんが、それだけでは無いように思います。
明らかに、QOLが低下した。
恋愛、セックスライフ、プライベート、プライバシー、どれもこれも、低下の一途をたどっています。
あまり良い状況とは言えず、特に自分の内面に踏み込まれることを苦手としている人としては、かなり嫌な状況となります。
また、毎日飲む薬にも強いストレスを感じます。
一度家族とケンカして薬を道路にぶちまけたことがありますが、本当に今まで感じたことのないくらいのスッキリとした感じなのです。
一日の間に時間を決められ、必ず薬を飲まないといけない状況、また、その薬の処方箋をもらいに受診に行かないといけない状況というのは、かなりストレスになっていると思います。
また働き盛り、若いということもあり、健常人ですら強いストレスに耐えきれない状況下に置かれているのに、それにベースアップしている形でHIVストレスというのものがかかってくると思います。
投薬のストレス
受診のストレス
隠匿のストレス
プライバシーがないと感じるストレス
体調のストレス
周囲からの差別への怖れのストレス
HIVキャリアは、かなりのストレスを抱えているのではないかと思います。